
BRILLIA TOWER 箕面船場
TOP OF THE HILL
キュリオシティ、グエナエル・ニコラがデザインした共用エリアを擁し、新たなタワーレジデンス、Brillia Tower 箕面船場 TOP OF THE HILL(ブリリア タワー 箕面船場 トップオブザヒル)が大阪府箕面市に誕生しました。キュリオシティがデザインしたのは、グランドエントランスとアトリウムラウンジの空間です。
50年に及ぶ鉄道延伸計画とともに進んだ都市開発で新設された駅の周辺は、教育機関や文化施設が集まり、知的な街として刷新されています。インテリジェンスをまとって進化していく都市景観とビジョンを、空間の中に反映させました。
暮らす人、訪れる人を、心地よい第一印象で迎える、ペデストリアンゲートからの開放的なエントランス。まるで屋内に大きな公園が現れたかのような贅沢な空間です。
公の場から私的な時間へと気持ちを切り替えるには、駅から自宅までの間にリフレッシュできるひと時がほしいものです。駅直結という利便な立地でありながら、家路に辿り着く前に自然の中を歩き抜けるような感覚で気分転換できる、そのようなスペースとして屋内の公園を設けました。
繊細な組紐が織りなす象徴的なフォルムのオブジェ。威風堂々とした佇まいが訪れる人にも暮らす人にも強い印象を残し、繊維の街を彷彿とさせるこのビルのシンボルとなっています。
贅沢な天井高を活かした圧倒的な存在感と同時に、包み込まれるような心地よさを演出しました。
丁寧に編まれた糸が織りなす柔らかなベールは、内側のくつろぎのスペースに心地よい眺めをもたらすだけでなく、外側の視界には内部の芸術作品の美しい佇まいを絶妙なバランスで伝えます。
レジデンスエリアとの繋がりを示唆するウッドルーバーの壁面。コンシェルジュデスクの背面で迎える和紙のアートは、Wajueにより提供されたものです。
外から帰る人を温かく迎え入れ、出かけて行く人を優しく送り出す、親密な空気感を醸し出しているのが、誘うような開口部の円形です。意図的に方向を変えて設けた円形が、大きく懐を広げるように迎えます。
レジデンスエリアへと繋がるエントランスを前に、庭園を彩る自然のエレメントとして配された木彫りのアートピース。
エントランスからと奥からとでは違った表情を見せるように配置しています。
視覚の変化で生まれる愉快な発見をさりげなく示唆するアートが、訪れるゲストを楽しませます。彫刻作品は、国松希根太氏の創作です。
エントランススペースから階下を見下すと、さらに贅沢な天高を誇る開放的なアトリウムラウンジが視界を圧倒します。
階下に降りると、巨大な行燈のように聳えるダイナミックなライティングが迎え、空間のスケールをさらに実感させます。垂直に伸びる行燈に強調されたゆとりのスペースに、屋外の庭園の姿と自然光をたっぷりと取り入れた快適な眺め。そこに、4.5 メートル四方の巨大なスクエアに描かれた、鮮やかな色彩の油彩画がエネルギーを注ぎ込みます。太陽をイメージした油彩画は、小川佳夫氏による、このアトリウムのための創作です。
知覚を刺激する独特のカラーコンビネーションで、住まう人の知性を表したライブラリー空間。鮮やかな黄色を引き立てるのは、壁面のマットブラック。独特の風合いを見せる和紙の墨色が壁面を覆います。