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MANDARIN ORIENTAL
MAYFAIR LONDON
"A HUB OF NATURE AND ART"

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ロンドンの伝統とモダニティが交差する街、メイフェアに、新たに誕生したマンダリン・オリエンタル・メイフェア・ロンドン。そのホテルのエントランス、ロビー、ダイニング、スパをキュリオシティ、グエナエル・ニコラがデザインしました。そのコンセプトは「自然とアートの拠点」。緑豊かなハノーバーパークと気鋭のファッションの街ブルックストリートが交わる特徴的な立地からインスパイアされたものです。

LOBBY

華やぐメイフェアからハノーバースクエアの庭園を抜け、ホテルに足を踏み入れると、多彩なデザインエレメントが織りなす一貫性と満ち足りた感覚が、周囲の環境が有するパワーと色彩を思い起こさせます。

緑あふれる庭園の心地よさをホテル内にも注ぎ入れるかのような、有機的なエントランス。その奥に進むと現れるのは、彫刻的なレセプションです。グリーンストーンで整えられた空間が、訪れる人を温かく穏やかに迎え、それでいて、刺激的な環境へと没入させます。全てグリーンで囲まれたエントランスロビーは、都会の喧騒から逃れ、プライバシーの守られた空間へと身を移すゲストを快適な繭で包み込みます。 そのグリーンハウスに囲まれたウェルカムサロン。温かな光、ベージュとキャメルの柔らかなトーンのレザーが生み出すシェードに包まれた空間で、シンプルでありながら洗練されたパレットが訪れる人の視界を和らげます。
浮遊するアートは、Julia Clerkeの作品です。

STAIR

ロビーから続く、全方位グリーンストーンの洗練された世界。彫刻的な佇まいの象徴的な螺旋階段がロビー階とダイニングエリアをつなぎます。

DINING

風、火、水、塩、といった自然のエレメントをテーマに構成された食の空間。
開放的なアトリウムの下、「風」をテーマに広がる大きなメインダイニング。その壁面には巨大な木製の渦巻きのオブジェが、ガラスの天井とシートの間に吊るされ、ゲストの視線を奪います。
日中は高い天井のガラスから燦々と降り注ぐ陽光が、大樹の下に食卓を広げたかのような心地よさを演出し、陽が落ちるとライティングの効果で渦巻きのオブジェが独特の存在感を放ちます。
ダイニングの奥には、ダイナミックな抽象画。シェフのアキラ・バックの母親であるヨン・ヒ・バック氏が手掛けたものです。彼女の作品は、メインダイニング、プライベートダイニングの天井、また、バーエリアの扉などのデザインにも取り入れられています。

ART

ゆったりとした空間を全て包み込むような、渦巻きのオブジェは、それぞれの視点で見える環境に変化を生み出します。影、透明感、動き、緊張感、柔らかさ、それら全てが溶け合って、刺激をもたらすコンポジションが生まれます。 アトリウム内の階段からも見える工芸と天然のパターンの織りなす演出は、光と影、動きと自然の感覚からインスピレーションを得たアートインスタレーション。触覚的な層を空間にもたらし、ゲストの感覚を刺激します。

BAR

日中は壁の後ろに身を隠し、夜にのみ姿を現すバーエリアは、「火」のエレメントを表現しています。角度によって煌めきが変容するブロンズの天井の下に広がる空間を、中央のバーカウンターがさらに強調しています。意外性をさらに膨らませるのは、多様なフォルム、多彩な質感、色彩のファブリックで彩られたシートやサロン。活気に満ちたインテリアがメイフェアの街にみなぎるエネルギーを映し出し、さらなる発見を促します。

KITCHEN

シェフキッチンにインスピレーションを与えたエレメントは「塩」です。 鉱物環境、自然によって緑青化された独特の質感を持つ表面のコンビネーション、多様性を彷彿とさせる効果、結晶のイメージ。これらを、吊り下げられたオブジェが表現し、部屋を包み込む芸術的な特徴となっています。反射と屈折の効果、照明効果と組み合わせたキッチンでのシェフの所作は、ゲストの感覚を刺激し、シェフ・アキラの心を揺さぶるビジョンを表しています。

SPA R

エントランスと同様に、スパでもまた、彫刻的なグリーンストーンのレセプションがゲストを迎えます。 ホテル全体のコンセプトが反映されたスパのデザインは、訪れる人の心を癒し、目を楽しませる創意にあふれています。その眺めは、温かく、かつ、ドラマティック。スパ全体の空間にリズムを刻む眺めと言えます。

POOL

天然のミストが広がる空間に、浮かぶようなライティングによって姿を見せるプールのエリア。水面と壁のリフレクションによって、自然との感情的な繋がりが生まれます。 この空間のアイコンは、色彩が段階的に変わっていくプールです。 旅を思わせるようにデザインされたプールは、その端から端へ泳ぎ進むにつれ、まるで水の色が変わっていくかのような感覚に。爽やかなライトブルーで泳ぎ始め、片側に泳ぎ着くと、深みのある色彩が穏やかな気持ちにさせてくれます。
木材と石材の質感が生む、ダークな色合いと素朴なパレットが、自然と素材の純粋さを繋げ、キャンドルの灯のように温かく照らす照明との絶妙なバランスを見せ、コントラストが心身を一体化させます。
都市の喧騒から解放された隠れ家的な雰囲気を醸し出す天然素材を組み合わせたトリートメントルームは温かくリラックスした感覚を促します

EXT

伝統とモダニティが溶け合うメイフェアの街。古風なビルと歴史ある通りが、ファッションブランドのエネルギー、そこに集う感度の高い人々の持つ活気によって輝いています。この、緑豊かなハノーバースクエアと気鋭のブルックストリートが交差する独特の立地こそがインスピレーションとなり、ホテルのコンセプトの源となりました。

マンダリンハノーバーはこれらの多彩な側面を全て包み込み、現代的な感覚と好奇心をこの場所の精神へ注ぎ込みます。物質的か、抽象的か、自然の見せる多様な表情との対話が続く中で、テーマである「自然と芸術の拠点」が光、素材、透明感、光と影を通じて生まれ、感覚を刺激し、心を落ち着かせます。

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