2018年11月16日から3日間、表参道ヒルズ スペース オーにて開催した「CURIOSITY CANVAS COLLECTION」エキシビションは、大盛況のうちに終了しました。 スタジオ設立20周年を記念して開催した本イベントでは、グエナエル・ニコラが長年アイディアをあたためてきた「CANVAS CHAIR」を初披露。キュリオシティと関わりの深いブランドや作り手によるオリジナルカバーを施された特別な16脚が一堂に会し、来場者を楽しませました。

「必要のない時、家具はその機能を隠し、ただ静かに、美しく佇んで欲しい」 グエナエル・ニコラの考える理想の家具を体現すべくデザインされたCANVAS CHAIRは、 腰をあずけると座面と背当てに分かれ、立ち上がると１枚の絵に戻ります。(NUNO「ANGES」)

薄闇の中、まるでカンバスに描かれた絵のように浮かび上がるCANVAS CHAIR。各社がルーツや思想、技術をあますところなく発揮、強烈な個性を放ちます。

DOLCE&GABBANA「PALAZZO」。ヴェネチアの伝統的な職人技によるブロッカテロシルクを施したチェア。座面から床に敷かれたカバーが宮殿内のよう。

MONCLERの「MON CHAIR」現在にいたるブランドのルーツ であるダウン「ロングセゾン」をかたどったチェア。 ジッパーを開けて座るユーモアさも秀逸。

レセプションでは、来場者が実際に触ったり、座ったりを堪能。SWAROVSKIでは椅子になると、隠れたクリスタルが現れます。

レセプション時には、アーテイスト土屋秋恆氏によるライブペインティングが。完成後、ニコラによりカットされ、CANVAS CHAIRとなるパフォーマンス。(PHOTO: TAKASHI IKEMURA)

会場では、キュリオシティが手がけた海外プロジェクトを臨場感たっぷりに味わえるVRコーナーも設置され、人気を呼びました。

世界にひとつのアートピースを施した全16脚のラインアップ。(PHOTO: MASAYUKI HAYASHI)

イベント概要
タイトル：「CURIOSITY CANVAS COLLECTION」 EXHIBITION
レセプション：2018年11月15日（木）
一般公開：2018年11月16日（金）- 11月18日（日）
会場：表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー 東京都渋谷区神宮前4丁目12-10
入場料：無料