18 Nov, 2010 |
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グエナエル・ニコラがショーデザイナーとしてスペースディレクションを手がけたTDW2010は、353ものブースに多数の来場者を迎え、大盛況のうちに閉幕しました。 今回は全体ディレクションに加え、空間デザインを手がけさせていただいた各ブースをご紹介します。 |
TDWは、デザイナーから企業、学生からアーティストに及ぶまで、幅広くデザインや取組みを紹介する年に一度の重要なイベントで、今年は10/29から11/3まで開催されました。 ここでは未来に向けた創造的なアイディア、プロトタイプの発表、デザインアイディアの紹介や意見交換などが活発に行われます。 今年のイベントは「LOVE BUE」をテーマに、三つの主要な要素:デザイン(感度)、アート(情熱)、テクノロジー(知性)が集合しました。これらをつなぐのがブルーカラーであり、未来への果てしないシンボルとなっています。東京はユートピアな街であり、アイディアの未来ラボです。 結果としてTDW2010は、世界のデザインに未来を与える商品の発表の場となっているのです。 神宮外苑に着くと、来場者は約150本もの青いフラッグの間を通り抜けます。 この道が向かう所が、今回の会場の中心であり、コアとなるドームです。 ここではデザインアワードの発表や様々なレクチャー、パーティが行われました。 |
来年のデザインアワードのテーマでもある「Campus」をフィーチャー。定番のノートから、新商品である椅子へと進化をとげるキャンパスをシンボリックに展開。また大きなセロテープカッターのような装置から、デザインアワード告知ポスターを自分で切り取れる楽しいブースとなりました。 |
INAXやトステムブランドをもつ住生活グループのブース。グループブランドである「LIXIL」のロゴであるXが、風を受けて葉っぱのように緩やかに回転し、自然とブース内に足を運ばせます。 |
TDW2010のオフィシャルバーであり、トライテラス社のLED照明「スマートシャンデリア」のショーケース。アクリルにエッチングを施したこの特殊照明を、3000個も吊り下げ、30mに及ぶ黒のスペースを鮮やかに照らし出しました。 |
TDW2010では、Design & Art ENVIRONMENTAL AWARDSのの発表が行われ、受賞者の紹介をするアーチ状のスペースも設けられました。また贈呈されるトロフィーは、ガラス製の球体で、中の液体がゆっくりと揺らめくしかけとなっています。 |
今回のTDWでは、アートがはじめて出展されました。 なかでもミズマアートギャラリーによってキュレーションされた「ジャラパゴス展」では、真っ黒な空間に、作品と来場者の行く先だけを照らす照明により、通常のギャラリーとは異なる幻想的な空間を作り出し、話題になりました。 |
写真:ナカサ&パートナーズ |
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