27 SEP, 2019

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THE RADIANT SHAPE OF AN ICONIC CONCEPT STORE

キュリオシティが手がけた新たなブティック「m-i-d」が、9月20日、大阪・心斎橋で生まれ変わった大丸心斎橋店に誕生しました。コンセプトストアとしてm-i-dに求められたのは、展開しているブランドそれぞれの個性を明確に訴求すること。その答えがデザインに現れています。

独特の構造を持つストア、その核となるのは中央から放射状に広がる「星」をイメージしたレイアウトです。 ストアのどこからでも入りやすいそのレイアウトの中心に立つと、店内の多様なコレクションが、縦に浮遊する壁面の間を縫って、視界に入ってきます。さらに視覚的に魅了するのは、空間の中心から輝きを放つ、ドラマティックな天井のデザイン。柔和で温かな光を店内全体に行き渡らせ、独特の照明のような役も兼ねて、存在感を放ちます。

入念に作り込まれたストアを彩るのは、いたってシンプルにセレクトされた素材。壁、天井、床の質感は柔らかなグレーの陰影で整えられ、縦に広がる石模様が強く人目を引きつける厚板との好対照を見せます。丁寧に選ばれた石材の複雑な質感と柔らかなトーンに、m-i-dのコレクションの色合いが見事におさまっています。店内の奥に進むと、グレーに塗られた壁で、さらにミニマルなトーンと質感が現れます。

煌めきのアクセントは、テーブル、ディスプレイラック、ハンガーバーなどの什器にのみ、効果的に散りばめられています。 グラフィカルな構造と穏やかな光の絶妙なバランス、その完璧な対話が顧客に届けられ、アイテムの真価の理解につながります。

 

放射状にレイアウトした空間が生み出す、迷路のような感覚

 

商品カテゴリーごとに与えられた、小部屋のようなサロン

 

壁面に沿ってまっすぐ伸びるディスプレイ

 

グレーオニキス様のパーティション

 

メタル製の舞台に飾られるアイテム

PHOTO: SATOSHI SHIGETA

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