17 MAY, 2017

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NEWLY OPEN: GINZA SIX — THE BIRTH OF THE LARGEST-SCALE FACILITY IN GINZA, JAPAN’S TOP COMMERCIAL DISTRICT

GINZA SIX —日本最高の商業地「銀座」に、ワールドクオリティクラスの商業施設

 

キュリオシティ、グエナエル・ニコラがメインスペースのデザインを手がけたGINZA SIX が4月にオープンしました。241もの店舗が集う、銀座エリア最大の商業施設(約47,000㎡)です。他の追随を許さない膨大な数のブランドを揃え、世界中の注目を集めるこの場所では、”LIFE AT ITS BEST (幸せに満ちた最高の暮らしへ) “のコンセプトのもとに、日本のトレンドと、世界の最先端ファッションとを一挙に味わえます。

銀座のコアとして作られた中央のアトリウム。GINZA SIXのデザインはここに象徴されています。温もりに溢れ、且つ洗練された独特の雰囲気を持ちながらも、タイムレスなダイナミズムを感じさせる空間です。日本の伝統美と未来を感じさせる造形の、絶妙なバランスがここにあります。

 

アトリウムを中心に螺旋状に囲む回廊が、エネルギーに満ちた吹き抜け空間を作っています。 一塊の光が吹き抜けの空間全体に巡り、フロアとエスカレーターの織りなす整ったリズムが、訪れる人々を新たな発見の待つ上階へと誘います。

 

麻の葉の文様を施したアトリウムの天井が、温かくいざなうような雰囲気を醸し出しています。この模様は、同時に切子状の六角形の光のオブジェとして抽象的なシンボルともなっています。 立体感のある天井を覆うのは、和紙の質感を帯びた透明感のある素材です。

 

傾斜をつけたルーバーを通して、異なるエリアや各フロアをアトリウムから一望できます。 そこにある透明感、未知への期待、新鮮な驚きが、訪れる人を上階へと導きます。 透過する光のレイヤーと繊細なラインが、統一感のある空間を作ります。

 

GINZA SIXのキーとなるのは、おもてなしの心です。 谷口氏の手がけたファサードに現れる「のれん」に、まずはその心を感じられるでしょう。 続いて、エントランスで視線を惹きつける巨大な「行灯」の明かりが、温かく来店客を迎え入れます。

 

見つけながら巡る楽しさを味わえる、共用エリア。 各フロア、各エリア、至るところで訪れる人を魅了します。

 

ショップエリアの通路。あえて折れ曲がったレイアウトで、驚きと発見の喜びが生まれます。 この通路のそぞろ歩きで、新しい視点に気付くことができるでしょう。 各店舗が見せる多様な形は、それぞれのブランドの個性を表しています。 人の動きを緻密に計算してできたこのランダムなレイアウトは、ひとつひとつのショップが主役となるように考えられています。 この通路は、銀座の街に残る路地裏の小径、そこでの見つける楽しさからヒントを得て生まれたものです。

 

館内に一貫して施された象徴的アイコンとグラフィカルな要素は、全体の統一感と誘導の簡潔さに寄与しています。 エレベーターホールで存在感を放つ、斜めに描き出されたグラフィカルなライン。 光のダイナミズムと視認性が、訪れる人を行きたい場所へと誘導します。傾斜したモチーフはスクリーンも含め、GINZA SIX全体に使われています。

 

ディテールへのこだわりと丁寧に仕上げられた素材が創り上げた、高品質と高級感。 職人やアーティストとの協力のおかげで、このプロジェクトに人の手の温もり、身近に感じられる親しみがもたらされました。

撮影:繁田 諭

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