25 OCTOBER, 2016

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NEW STORE OPEN
DOLCE & GABBANA MONTE NAPOLEONE:A BRIDGE BETWEEN PAST & FUTURE

Dolce & Gabbanaが、ミラノのモンテナポレオーネ4番に、初の出店となるブティックをオープンさせました。歴史あるバグッティーノ通りとの曲がり角に生まれた新店舗のデザインを手掛けたのは、キュリオシティのグエナエル・ニコラです。
特別なこの通りへの初出店では、Dolce & Gabbanaがブランド史の中で表現し続ける多様な表情と元来の精神を見事に結ぶ架け橋が表現されています。
その空間が見せるのは、二つの世界で広げられる対話 -バロックの力強さと、モダニズムの透明感-。心地良さがありながらもこれまでなかった雰囲気のこのストアは、発見の喜びと新たな好奇心に目覚めることのできる、モダンアートギャラリーのような空間と言えるでしょう。

Dolce & Gabbana CURIOSITY

両側面に大きく張り巡らされた窓と二つのエントランスに包まれたストアは、総面積が1,600平方メートルにも及ぶ3つのフロアから成ります。
グエナエル・ニコラに求められたのは、これまでとは違うDolce & Gabbanaの新たな価値観についての解釈、そして、19世紀最高峰の貴族が暮らしたミラノの由緒ある地に、テクノロジーと創造性に満ちた現代的な息吹を吹き込むことでした。その空間で表現されたのは、バロック様式とシンプルに輝くモダニズムの融合。この対比は、店内にディスプレイされた美しい個々の衣装やアクセサリーの洗練に対する敬意として理想的なシナリオと言えるでしょう。

メンズコレクションが並ぶ2階へ誘うのは重厚感に溢れるタートルグリーンの階段。さらにその階段はイブニングドレスとジュエリーの待つ3階にも繋がります。タートルグリーンとオニキスグリーンの大理石が空間を支配するかのように、色彩で陰影のつけられたフロアと壁面を覆います。その石の存在感は、Verdiオペラの演出に使用されたモチーフを思わせるような漆喰塗りと混ざり合って空間に独特の雰囲気を作ります。

60年代を象徴するかのような白い天井、店内に並べられたコレクションを浮かび上がらせる照明が、個々のアイテムをより個性的に映し出し、タートルグリーンとオニキスグリーンのコントラストをさらに際立たせます。全フロアの床には溶岩石の一種であるバサルティーナを施し、Dolce & Gabbanaの伝統を表現しています。天井には先進技術と古典主義のコラボレーション。立体のメタルパネルが織りなす独特の文様が床面にも自動的に落とし込まれるよう、特別な構造で仕上げ、空間の中に特別な場所を形成します。

このミラノ・モンテナポレオーネのブティックは、東京・青山にオープンしたばかりの旗艦店と共に、ブランドのフィロソフィーを表す概念の完成形として位置づけられています。それは、一つのモデルが世界全体に繋がり、そこで広がる感情や会話、多様性、文化的な交流などが空間の中で一挙に表される新しい表現方法です。単なるストアという一概念に収まらず、そこで得られる体験や語られるストーリーこそが、主人公となるのです。

撮影:ALESSANDRA CHEMOLLO

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